文学フリマに行ってきた
寝て起きたらいつもどおりの元気になっていた。GWだしどっか行くかと思い、文学フリマ東京42に行ってきた。初参加。即売会はコミケ, スパコミ, J庭(漫画・イラスト・二次創作)と技術書典(技術・評論)あたりに行ったことがある(もちろん、全部一般参加)。文学というよりは文字がたくさんある本ならなんでもいける感じっぽい。
公式のタグで戦利品を自慢してね、という案内があった。ということで俺も自慢します。
- 佐々木蒼馬『きみと猫と、クラムチャウダー』:詩集。自由詩っていうのかな。試し読みゾーンでちょっと読んで、なんか・・・いいな!と思った。内容がめっちゃ夜だし静謐なので、寝る前にちまちまめくっているが、まだ夜がそんなに来てないので読み終わってない。緻密やなーという感じがある。うまくいえませんが強度とか密度というより精度って感じ。完成度っていろいろあるよなー。同ブース佐野豊, 佐々木蒼馬『ひきがたり』も買った。
- かぼちゃ工房『鉄道×デザイン Vol.5』:こういう本結局1冊は買ってしまう。一眼を構えるような撮り鉄ではないけど、旅行に行ったときはだいたいそのへんの電車とか重機とか撮っているし、ある程度は好きなんだろうな。めちゃくちゃ看板が乗っていておもろい。規律とかって俺が従わなくていいかぎりは気持ちいいよな。
- イラストのポストカードも買った(@ena_blackcat さんのブース)。わずかに漫画のブースもあった。
もともと事前に見てたCreate 4 Personality、レタイトナイトは買わなかった。いざ来てみると、広々した雰囲気があって、別に知ってるもの買わなくてもいいなと思ってしまった。常に人が買いに来ているブースを遠巻きに見て、著者が実在しているのを見て満足した。ミーハーかも。感想とかあったらネットで送ればいいし、あれだけ人気ならたぶんどっかで買える。
ジャンル間の差も感じた。作品の見せ方についていえば、文フリは見本誌の並んだ各ブースとは別に、試し読みゾーンがあって、だいたいのブースの新刊とかをそこでざっと読めるようになっている。絵と違って文学はパッと見てわかる部分が少ないので有効だろう。新書なら目次が、論文なら要約があるわけだけど小説は内容を要約したらあんまり意味がない。文体なども重要である。あんまり小説の量を読んでいないので、慣れてる人がどういう特徴量を持って判断してるのかわからない。俺はついつい絵を買う人の見方をしてしまう。表紙がかわいい/かっこいいと引き寄せられる。
ゾーニングについていえば、BLとか二次創作だと対象となるゾーン(界隈)の外に作者から働きかけることは少ない。ゾーンの外に出ることは、しばしば偶然の発見というよりもアルゴリズムによる事故として扱われる。宣伝や提示はある程度SNSでやって、現地ではモノを受け渡すのに重点が置かれる。一方文フリは現地での売り込みにわりと積極的かも。歩いてたら横からパンフレット渡されたりした。
SNSの拡散競争の構造が即売会に染み出てきているが、イラストとかよりはその流れが遅い印象を受けた。こういったジャンル相互の差は他にもあるだろうし、他のジャンルやメディア(M3とか?)ならどうなんだろう。
みんながそれぞれ好きなもの持って・追ってるお祭りの雰囲気が好きなんだろうな。リアル個人サイトリンク集みたいで(むしろ個人サイトがバーチャル個人商店と呼ばれるべきか)。あとシンプルに読書意欲が上がった。いろんな人がいろんなことを書いてるのを読みたい。もっと普通の本屋にも行くべきである。
いつかサークルで出してみたい気もするけど、お店屋さんごっこがしたいのであって、別に何を書きたいってのがあるわけでもないな。過去のブログとかまとめたら分量的にはすぐ薄い本できそうだが、それやって俺はおもろいだろうか?どうせ出すならもうちょっとフォーカス絞って強度のある文章を書きたいなとは思う。じゃあ論文書けば?いや、そういうことではないんだ…。